韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』概要!
- 韓国原題:『트웰브(トゥエルブ)』/英語タイトル『Twelve』
- 韓国放送:KBS2 2025年8月23日〜9月14日(全8話)
- ジャンル:スーパーヒーロー、ファンタジー、アクション
- 監督:カン・テギュ(강대규) 映画『ハーモニー 心をつなぐ歌』『担保』
ハン・ユンソン(한윤선) 映画『18-Eighteen Noir』 - 脚本:キム・ボンハン(김봉한) 映画『ありふれた悪事』(監督・脚本)『国際捜査!』(脚本・監督)『THE WILD 修羅の拳』(監督)など
マ・ドンソク
『TWELVE トゥエルブ』あらすじ!
数名の天使が犠牲となりながらも悪を地獄の門に封印させ、世界に平和をもたらします。
2025年の韓国。人間の姿で、人間たちに溶け込み穏やかに暮らしている天使たち。
しかし数千年の時を超え、悪鬼たちが静かに目を覚まし…。
再び危機に陥った人間世界を守るため、天使たちは悪鬼に立ち向かいます。
『TWELVE トゥエルブ』キャスト紹介!
マ・ドンソク/テサン役
絶対的な力を持つ虎(寅)を司る天使。十二支のリーダー。悪人にだけ金を貸すエンジェルキャピタルの社長。
過去の悪鬼との戦闘で仲間(牛・鶏・羊・兎)を亡くしたため、仲間を守りたい強い使命感を持っている。
人間に裏切られた経験から、人間と関わらないようにしていたが、再び悪鬼が目覚めてしまい葛藤する。
1971年3月1日生まれ。18歳でアメリカに移住しアメリカ国籍を取得。体育学を学び、格闘家のトレーナーなどをしていた。
2004年に映画『風の伝説』で本格的な俳優デビュー。2016年の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』でブレイク。
2020年には映画『エターナルズ』でハリウッドデビュー。愛称は「マブリー」(苗字の「マ」と「ラブリー」を合わせた言葉)
その他の代表作は、映画『神と共に』『悪人伝』『スタートアップ!』『白頭山大噴火』、ドラマ『元カレは天才詐欺師』など。
ソン・ドンイル/マロク役
十二支の管理者。神に選ばれ、十二支を集め見守るよう命じられた特別な能力を持つ人間。
刑事をしながら、父親のように十二支たちを守り助けている。杖で結界を作り、悪を封印することができる。
1964年4月27日生まれ。1991年にSBSのタレント公募に合格し俳優デビュー。
コミカルな役、真摯な役、良いお父さんから悪人まで、幅広い役をこなす大ベテラン。
代表作は、映画『国家代表⁉︎』『探偵な2人』『必ず捕まえる』『担保』『オオカミ狩り』、
ドラマ『応答せよ』シリーズ『青い海の伝説』『花郎』『智異山』『あなたが願いを言えば』など。

パク・ヒョンシク/オグィ役
十二支に入れなかった烏を象徴する悪の化身。
マロクによって地獄の門に封印されていたが、数千年の時を超えて目覚め、人間界に姿を現した。
かつての力を取り戻そうとする中で、忘れていた記憶も戻り、天使たちと戦うことになる。
1991年11月16日生まれ。2010年に男性アイドルグループZE:Aのメンバーとしてデビュー。
2012年にテレビドラマデビューし、2014年の『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』で俳優としてブレイク。
その他の代表作は『花郎』『力の強い女ト・ボンスン』『青春越壁』『ドクタースランプ』『埋もれた心』など。

ソ・イングク/ウォンスン役
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猿(申)を司る天使。エンジェルキャピタル社員。身軽ですばしっこいのが自慢。
テサンを継ぐリーダーになることを夢見ている。単純に見えるが、義理と責任感は確かな男。
1987年10月13日生まれ。2009年『スーパースターK』に出場し72万人のトップに立ち歌手デビュー。
2012年『ラブレイン』で俳優デビューし大ブレイク。歌手としても俳優としても大活躍!
代表作はドラマ『応答せよ1997』『君を憶えている』『ショッピング王ルイ』『空から降る一億の星』『もうすぐ死にます』など。

イ・ジュビン/ミル役
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龍(辰)を司る天使。国立歴史文化博物館のキュレーター。
ある予知夢を見たことで、仲間たちを守るために1人離れて暮らしている。
悪鬼によりミルだけが持つ「龍の魂」が狙われる。かつてオグィとは特別な仲だったが…。
1989年9月18日生まれ。DSPメディアの練習生で、ガールズグループRAINBOWのメンバーとしてデビュー準備をしていた。
デビューのタイミングが度々遅れたことで退所を決意。2017年のドラマ『耳打ち』で女優デビュー。
代表作は、ドラマ『ノクドゥ伝』『先輩、その口紅塗らないで』『涙の女王』など。
コ・ギュピル/ドニ役
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豚(亥)を象徴する天使。テサン韓医院の看護師。
見た目の通り食いしん坊でパワーが自慢。動物の心を読むことができる。
1982年5月2日生まれ。1993年に映画『キッド・コップ』に出演するも、その後9年ほど空白期間がある。
2003年にKBSの公開採用タレントとして正式に俳優デビュー。味がある個性的なキャラクターが得意な名脇役。
代表作は、映画『犯罪都市 NO WAY OUT』、ドラマ『愛の不時着』『恋慕』『魔法のランプにお願い』など。
カン・ミナ/カンジ役
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犬(戌)を象徴する天使。エンジェルキャピタル社員。
見た目は可愛らしいが、勇敢で粘り強く、卓越した戦闘能力を持つ。
人間を愛する気持ちが強く、人間を守りたいという意思は誰にも負けない。
1999年12月4日生まれ。2016年のオーディション番組『PRODUCE101』に出演しI.O.Iのメンバーとしてデビュー。
所属事務所によるガールズグループgugudanとしてもデビュー。2017年から女優としても活動開始。
代表作は、ドラマ『ホテルデルーナ』『花が咲けば、月を想い』『美男堂の事件手帳』『サムダルリへようこそ』など。
ソン・ユビン/チィドル役
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ねずみ(子)を象徴する天使。エンジェルキャピタル社員。
頭脳明晰で様々な装備を開発したり武器を作るなど、天使たちの活動に必要不可欠なブレイン。
2000年7月25日生まれ。2011年、映画『ブラインド』でパク・ボゴムの少年期を演じ俳優デビュー。
様々な話題作・注目作に出演し、人気俳優の少年期・青年期も数多く演じてきた、期待大の若手俳優。
代表作は、映画『最後の息子』『ユンヒへ』『ネイビーブローカー』『THE WITCH /魔女-増殖-』『カウント』など。
アン・ジヘ/マルスク役
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馬(午)を象徴する天使。エンジェルキャピタル社員。華麗で美しいアクションが持ち味。
駆ける馬のパワーとスピードはもちろん、何度倒れても起き上がる粘り強さがある。
1989年2月4日生まれ。韓国体育大学出身で大学卒業まで体操選手だった。
2012年の映画『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』でデビュー。
代表作は、映画『アワ・ボディ』『スレイト』『バッドランド・ハンターズ』、ドラマ『濁流』など。
レジーナ・レイ/パンウル役
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蛇(巳)を象徴する天使。治癒能力を持ち、能力を活かしてテサン韓医院の院長をしている。
仲間が怪我をした時には真摯に治療し、回復するための薬も調合する。
言葉を発することがなく、心を読めるドニが通訳している。
2000年2月5日生まれ。台湾の俳優。2020年に短編ドラマでデビュー。本作で韓国デビュー。
ナ・イヌ/ハヌ役
牛(丑)を象徴する天使。過去の戦いで命を落とす。
ハン・ジェイン/タルギ役
鶏(酉)を象徴する天使。過去の戦いで命を落とす。
ハン・イェジ/ヤンミ役
羊(未)を象徴する天使。過去の戦いで命を落とす。
ぺ・ユラム/ト先生役
兎(卯)を象徴する天使。過去の戦いで命を落とす。
『TWELVE トゥエルブ』見どころ!
豪華すぎるキャストの派手すぎるアクションがすごい!
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本作の見どころは何と言っても壮大で激しいバトルアクションシーン!!
韓国を代表するアクション俳優マ・ドンソクが演じる、優しくて心温かいニューヒーローテサンは、
炎で燃え上がる拳を武器に悪鬼を次々と薙ぎ倒します。
彼にしか出せない大迫力のアクションは、どの作品もそうですが、見応えが凄いです。
パク・ヒョンシク演じる黒い翼を操るオグィは、難しいワイヤーアクションやCGも駆使し、
冷酷かつ、妖艶さや優雅さのあるアクションを見せています。
それぞれ特技を生かして戦う天使たちのアクション、そのチームワークの良さにも惹きつけられました!
管理者JUMI
天使たちは封印から解かれた悪鬼を征し、再び人間たちを守ることができるのでしょうか⁉︎
あのパク・ヒョンシクが初めてのヴィランに⁉︎
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誠実で優しい王子様のような印象のパク・ヒョンシクが、本作では初めて本格的なヴィランに挑戦!
烏を象徴する真っ黒な出立ちに、黒く大きな翼。何を考えているのか読めない表情。
天使たちと対立する理由は何なのか、過去に何があったのか、その真相も見どころになっています。



『TWELVEトゥエルブ』のマニアックポイント!
韓国の干支文化とは?日本との違いは?
韓国にも十二支の文化があり、韓国語では「띠(ティ)」といいます。
日本では「いのしし年」ですが韓国では「豚年」!そこだけ唯一違います。
韓国では、豚は富や繁栄を意味する縁起の良い動物です!
そして日本と同じように、それぞれの干支には動物に関連づけた性格や特徴があると言われています。
| ねずみ年 | 쥐띠(チィティ) | 勤勉で努力家。知恵があり賢い。完璧主義。 |
| うし年 | 소띠(ソティ) | 心温かく人情深い正直者。保守的で優柔不断。 |
| とら年 | 호랑이띠(ホランイティ) | 勇敢無双。義理と情に厚い。リーダー気質で決断力がある。 |
| うさぎ年 | 토끼띠(トッキティ) | 感受性豊かな芸術家タイプ。判断力に長けている。 |
| たつ年 | 용띠(ヨンティ) | 生命力・生活力に溢れている。気まぐれで自己中心的。 |
| へび年 | 뱀띠(ぺmティ) | 独立的で自分でやり抜く意思が強い。慎重で用意周到。 |
| うま年 | 말띠(マrティ) | 溌剌として多才。好き嫌いの差が激しい。ゆとりを好む。 |
| ひつじ年 | 양띠(ヤンティ) | おとなしく素直だが短気で頑固。現実的思考。 |
| さる年 | 원숭이띠(ウォンスンイティ) | 行動力があり社交的な芸能人気質。自分のことには疎い。 |
| とり年 | 닭띠(タkティ) | 先見の明がある。計画的で几帳面。目立ちたがり。 |
| いぬ年 | 개띠(ゲティ) | 責任感・忠誠心が強い。義理堅く周囲にも信頼される。 |
| いのしし年 | 되지띠(テジティ) ※豚 | 単純で楽天的だが野心を秘めている。忍耐力がある。 |



たくさんの共演歴から生まれるチームワーク⁉︎
本作のキャストを見た時にすぐに頭に浮かんだのが過去の共演歴の多さです。
監督や作家も含め、何度も作品を共にしているキャストが揃ったことで、
チームワークの良さを感じられる作品に仕上がったのかもしれません!
| ドラマ | |
| 『応答せよ1997』(2012) | ソ・イングク、ソン・ドンイル |
| 『大丈夫、愛だ』(2014) | ソン・ドンイル、ソン・ユビン |
| 『君を憶えている』(2015) | ソ・イングク、コ・ギュピル |
| 『あぁ、私の幽霊さま』(2015) | ソ・イングク、ぺ・ユラム |
| 『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015) | ソン・ドンイル、ぺ・ユラム |
| 『元カレは天才詐欺師』(2016) | マ・ドンソク、ソ・イングク、コ・ギュピル |
| 『花郎<ファラン>』(2016) | パク・ヒョンシク、ソン・ドンイル |
| 『青い海の伝説』(2016) | ソン・ドンイル、コ・ギュピル |
| 『トラップ』(2019) | ソン・ドンイル、イ・ジュビン |
| 『謗法』(2020) | ソン・ドンイル、コ・ギュピル |
| 『ナビレラ』(2021) | ソ・イングク、コ・ギュピル |
| 『サウンドトラック#1』(2022) | パク・ヒョンシク、ソ・イングク |
| 『美男堂の事件手帖』(2022) | ソ・イングク、カン・ミナ |
| 『涙の女王』(2024) | イ・ジュビン、コ・ギュピル |
| 映画 | |
| 『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』(2012) | マ・ドンソク、アン・ジヘ |
| 『ローラーコースター』(2013) | マ・ドンソク、コ・ギュピル |
| 『ミスターGO!』(2014) | マ・ドンソク、ソン・ドンイル |
| 『ミッドナイト・ランナー』(2017) | ソン・ドンイル、ぺ・ユラム |
| 『神と共に 第二章 因と縁』(2018) | マ・ドンソク、ソン・ドンイル |
| 『担保』(2020) | カン・テギュ監督、ソン・ドンイル |
| 『パイプライン』(2021) | ソ・イングク、ぺ・ユラム |
| 『オオカミ狩り』(2022) | ソン・ドンイル、ソ・イングク、アン・ジヘ |
| 『罪深き少年たち』(2023) | ソ・イングク、ぺ・ユラム |
| 『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023) | マ・ドンソク、コ・ギュピル |
| 『犯罪都市 PUNISHMENT』(2024) | マ・ドンソク、イ・ジュビン |
| 『バッドランド・ハンターズ』(2024) | マ・ドンソク、アン・ジヘ |
直接的な共演シーンがない作品も含まれていますが、
私の記録をざっくり見ただけでもこれだけ共演歴が見つかりました!きちんと探せばもっと出てくるはず。



『TWELVE トゥエルブ』はどこで見られる?
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2025年11月現在、『TWELVE トゥエルブ』を視聴できるのはDisney+だけです!
ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィック、スターの
名作・話題作が、いつでもどこでも見放題で楽しめるDisney+
パク・ヒョンシク主演や『サウンドトラック#1』や『埋もれた心』をはじめ、
第60回百想芸術大賞 TV部門で大賞を受賞した『ムービング』、
ロウン主演最新作『濁流』、キム・ダミ&ソン・ソックの『ナインパズル』などなど、ここでしか観られない作品多数!
※配信が終了している場合もありますので、詳細はDisney+公式ページをご確認ください。
管理者JUMIのガチ感想!(ネタバレあり)
ここから先は管理者JUMIが正直な感想を綴っていきます。
※本作の内容・結末にも触れているので、閲覧には十分ご注意ください。
日本でも馴染み深い十二支がモチーフのヒーローということで、
「そのコンセプトめっちゃいい!」とかなり期待していましたが、残念な点が多かったです。
まず、誰がどの動物なのかが分かりにくい点。
テサンは虎柄のジャージを着ていたので明確。ドニも体型的に豚かなと推測できました。
私は韓国語がわかるので「ウォンスン=ウォンスンイ(猿)だろうね」「カンジ=カンアジ(犬)ね」と
名前から推測できましたが、韓国語がわからなければ全然わからなかったと思います。
ましてや十二支の文化がない国の人が見たら、何が何やらさっぱりだったのではないでしょうか?
話が進むにつれて、その性格や戦い方の特徴などから少しずつ「その動物らしさ」を感じられましたが、
最初からもっと分かりやすいキャラクター説明があったほうが入り込みやすく、より楽しめたと思います。
十二支天使以外にも神獣(ヘテ)が出てきます。
ヘテは韓国では古くから親しまれている伝説上の動物で、日本でいう麒麟や唐獅子みたいなイメージ。
その辺りも説明不足で、「またよくわからん奴が出てきた」となってしまう要素だったと思います。
しかもヘテは天使の仲間だったのに、なぜかダークサイドに落ちてしまいました。
テサンは「人間たちを守るために仲間を失った」と常々言っていますが、4人の仲間を殺したのはヘテです。
大きくまとめて言えば「悪から人間を守るために戦っていたから仲間を失った」ですが、
私に言わせると「悪鬼に取り憑かれ暴走するヘテを制止できなかったから仲間を失った」ではないか!?
古代のシーンでは「人間を守っている」と言っているだけで、そのような具体的なシーンが一切ないため、
結局「何をしているのかよくわからない状況」になっていたと思います。
頭にずっと「?」が浮かんでいる状態で、戦っているのをただただ見せられて進むなか、
最終話の冒頭でようやく、この物語の分かりやすい説明が出てきて、やっと少し頭の整理が出来ました。



“ヘテが死ぬ時に3つの魂石を残した。ミルの龍の魂に3つの魂石の気を吹き込む。ヘテの能力を得られる。”
…みたいなファンタジーストーリー部分も、すごく不透明で全く頭に入って来ず。
古代の頃の衣装やカツラなど、所々安っぽく見えてしまう部分もあり、
豪華キャストが勿体なく感じてしまいました。キャスト出演料に費用を注ぎ込んでしまったかな!?(笑)
また、キャストの共演歴が多いことを前記しましたが、韓国ドラマを見まくっている私からすれば
「またこの組み合わせか」と、新鮮さを失う残念な要素になってしまいました。
コンセプトが魅力的だっただけに残念…。このコンセプトでもう一回作り直してほしいです!(笑)
