韓国ドラマ『テプン商事』概要!
- 韓国原題:『태풍상사(テプン商事)』/英語タイトル『Typhoon Family』
- ジャンル:ヒューマン、オフィス、ロマンス、IMF危機
- 韓国放送:tvN土日ドラマ 2025年10月11日〜11月30日(予定)/全16話
- 監督:イ・ナジョン(이나정) ドラマ『サム、マイウェイ』『恋するアプリ』『mine』『生まれ変わってもよろしく』など
キム・ドンフィ(김동휘) ドラマ『サム、マイウェイ』『ノクドゥ伝』『ハイド-私の夫の秘密-』など - 脚本:チャン・ヒョン(장현)
『テプン商事』あらすじ!
テプン商事社長の息子カン・テプンは、親のスネをかじり、ブランド品を身にまとって毎晩クラブ通い。
自由奔放に過ごす一方で、いつの頃からか距離ができてしまった父親に認められたいと願っていました。
テプンは密かにバラの品種改良の研究をしていて、その成果を父親に報告しようとしていましたが、
そんな矢先、父親は突如倒れ亡くなってしまいます…。
テプン商事も経営難で倒産寸前。テプンの家も破産。そしてIMF危機で韓国全体が絶望に呑み込まれました。
深い悲しみの中、父親が大切に育ててきたテプン商事を守る決意をするテプン。
ビジネス経験ゼロの新米社長テプンは、経理オ・ミソンなどテプン商事社員たちの力を借りながら、
激動の時代に負けじと、強く逞しく前に進みます!
『テプン商事』キャスト!
イ・ジュノ/カン・テプン役
韓国大学園芸学科卒業。テプン商事社長カン・ジニョンの息子。オレンジ族(※)の代表的なタイプ。
思いやりがあり、責任感やチャレンジ精神にも溢れているが、人を信じやすいお人好しなお坊ちゃん。
父親が突然亡くなり、テプン商事も倒産寸前。同時に韓国もIMF危機に陥り…。
ビジネスについては無知だが、父親の意志を継ぎ、テプン商事を守ろうと決意する。
※オレンジ族:70〜80年代に経済的に成功した親の経済力で遊ぶ若者たちのこと。ブランド品やスポーツカーが大好き。狎鴎亭が活動エリア。
1990年1月25日生まれ。2006年にオーディション番組『Superstar Survival』に出場し優勝。JYPの練習生に。
2008年に2PMのメンバーとしてデビュー。2013年には日本でソロアルバムをリリース。
映画『監視者たち』で俳優としても高い評価を受け、演技ドル(演技ができるアイドル)の牽引者となる。
代表作は、映画『二十歳』『色男ホ・セク』、ドラマ『ただ愛する仲』『赤い袖先』『キングザランド』など。
キム・ミナ/オ・ミソン役
テプン商事の経理。事故で両親を亡くし、大学進学も諦め、妹・弟・祖母のために必死に働くK-長女(※)。
カン・ジニョン社長を慕い、愛社精神NO.1!数字に関して抜群の実力を持つ。
※K-長女:韓国(KOREA)のK。親の代わりに妹弟の面倒を見たり親の世話をしたり、家族のための自己犠牲や譲歩が習慣化した責任感の強い長女のこと。
1995年9月1日生まれ。2016年デビュー。2022年、イ・ミノ主演ドラマ『パチンコ』で世界的に注目される。
その他の代表作は、ドラマ『恋するレモネード』『照明店の客人たち』『私が死ぬ1週間前』など。
キム・ソンイル/ク・ミョングァン役
テプン商事経営部理事。四字熟語を好んで使う。社内での仕事は植物に水をやり、蘭の葉を拭くこと。
しかし会社員生活も28年目。積んできた経験を武器に花を咲かせる時がきた。
キム・ジェファ/チャ・ソンテク役
テプン商事設立時から事務補助として働き、総務部次長にまで上り詰めた。
「自分はキャリアウーマンだ」という自負がある。結婚し子供が3人。
おばちゃんならではの出しゃばりな所もあるが、問題が起きたら誰よりも早く動く、裏表のない人。
1980年9月1日生まれ。2005年にデビュー。2012年の映画『ハナ~奇跡の46日間~』で注目される。
唯一無二の個性と存在感で、韓国ドラマに欠かせない名女優として多くの作品に出演している。
代表作は、映画『エクストリーム・フェスティバル』『Blesser』、ドラマ『クリーニングアップ』『オク氏婦人伝』など。
イ・チャンフン/コ・マジン役
テプン商事営業部課長。90年代の典型的で平均的なサラリーマン。
ぶつぶつと文句も多いが、いざ仕事となればぴったりしがみ付く正真正銘の営業マン。
1980年4月28日生まれ。2005年に舞台でデビュー以降、たくさんの演劇作品に参加。
2018年『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』でドラマデビュー。「ちょっと癖のある嫌な奴」な演技が得意。
代表作は、映画『愛のタリオ』、ドラマ『青春の記録』『有益な詐欺』『いつかは賢いレジデント生活』など。
イ・サンジン/ぺ・ソンジュン役
テプン商事物流部代理。英語が堪能なため貿易業務を担当。PCを駆使し、流行に敏感。
ドラマ『星に願いを』の登場人物カン・ミン(アン・ジェウク扮)に憧れ、そのスタイルを真似ている。
1992年1月13日生まれ。2016年舞台でデビュー。身長186cm。
代表作は、ドラマ『女神降臨』『メランコリア』『24時ヘルスクラブ』『パイン』など。
キム・ミンソク/ワン・ナムモ役
テプンの親友。早くに父親を亡くし、銀行の副支店長であるパワフルな母のもと、明るく朗らかに育つ。
おちゃらけているように見えるが、義理堅い。愛や友情のためにその身を投げ出せる真面目な男。
1990年1月24日生まれ。大学ではホテル調理学を専攻し調理師資格を持つ。
2011年にオーディション番組『スーパースターK3』に出場。2012年ドラマ『美男<イケメン>バンド』でデビュー。
代表作は、ドラマ『太陽の末裔』『この恋は初めてだから』『都会の男女の恋愛法』『Mr.プランクトン』など。
ソン・ドンイル/カン・ジニョン役(特別出演)
テプンの父。テプン商事の創立者。社員を家族のように大事にしてきた。
家族のために寝る間も惜しんで働いてきたが、いつの頃からかテプンとの距離が生まれていた。
テプンがピカピカに磨いてくれる靴を履くのが喜び。遊び呆けるテプンを残念に思いつつも息子を信じている。
1964年4月27日生まれ。1991年SBSのタレント公募に合格しデビュー。良いお父さんから悪人まで幅広くこなす大ベテラン。
代表作は、映画『国家代表⁉︎』『探偵な2人』『必ず捕まえる』『担保』『オオカミ狩り』、
ドラマ『応答せよシリーズ』『青い海の伝説』『花郎』『智異山』『あなたが願いを言えば』『TWELVE トゥエルブ』など。

『テプン商事』見どころ!
遊び人なお坊ちゃんが商社マンに!激動のIMF時代で奮闘するテプンが胸熱!
典型的なオレンジ族として狎鴎亭でブイブイ言わせていた最高にイケてるチャラ男テプン!
そんな彼が父親の死によって覚醒し、父親が築き大事に育ててきた「テプン商事」を守るため奮闘します。
IMF危機にも見舞われ、テプン商事も経営不振…。
ビジネスなんて全然知らないテプンですが、持ち前のセンスや人当たりの良さ、
そして何より、父親が必死に守ってきたテプン商事や社員を守りたいという強い責任感を武器に前に進みます。
失敗することもあるけれど、それでもまた立ち上がる!!
諦めることを知らないテプンの奮闘に胸が熱くなります!
管理者JUMI新米テプン社長&頼れる経理ミソン主任、2人にロマンスは生まれるのか⁉︎
社長としてテプン商事を引き継ぐ決意をしたテプンは、ミソンを主任に任命します。
テプン商事への愛社精神が誰よりも強く、本当の「商社マン」になるのを夢見るミソンは、これを承諾。
テプンにとって、商社の仕事についてよく知り客観的に物事を見られるミソンは、この上なく頼れる存在です。
ところがミソンにとっては、ビジネスの知識がなく、人を信じやすく、感情的に動いてしまうテプンは、
時限爆弾のような存在⁉︎(笑) いつ問題を起こすかわからずハラハラです。
性格も育ってきた環境も正反対なテプンとミソンは、度々ぶつかることもありますが、
「テプン商事を守りたい」という同じ想いを持って過ごすうちに、距離が縮まっていくのでしょうか?♡
バラバラになってしまったテプンファミリーはどうなるのか⁉︎
社長が急に亡くなり、給料ももらえない状況で、ミソン以外の社員はテプン商事を離れることに。
バラバラになってしまったテプン商事社員たちですが、愛社精神は残っている様子です。
個性が強く共通点がないように見えるテプン商事ファミリー。
しかしそれぞれが「自分がやるべき仕事」をしっかり心得ているプロで、絶妙なバランスを誇っています。
長い間一緒に仕事をしてきた彼らのチームワーク、友情のような家族愛のような不思議な関係にほっこり!
そんな彼らが再び、テプン商事で一緒に働くことはできるのでしょうか?
『テプン商事』マニアックポイント!
韓国のIMF危機とは?これがわかるともっとドラマが楽しくなる!
1997年に韓国が国家的な経済危機に陥り、IMF(国際通貨機構)から経済支援を受けることになった事件。
「IMF通貨危機」「IMF経済危機」など色々な呼び方があります。
IMF危機が起きた背景は?
1997年7月。タイの通貨バーツの価値が暴落したことから始まったアジア通貨危機。
その影響はドミノのように周辺諸国、そして韓国にまで及びました。
当時の韓国では多くの大企業や財閥が、海外から外貨を借りたり投資を受けたりして事業を拡大していました。
しかし韓国経済への不安が高まると、海外の投資家は資金を引き揚げ、貸していた外貨の返済を要求。
韓国政府が保有するドルでは対応しきれず、最終的にIMFに約550億ドルの救済金融を要請しました…。



IMF危機後には何が起きた?
IMFは韓国にお金を貸す代わりに様々な条件を提示し、韓国社会は大きく変わることになります。
- 大量リストラによる企業の再構築→失業者は130万人と言われ、自殺率も前年比42%増となった。
- 企業改革→財閥中心に動いていた韓国経済にメスが入った。
- 金集め運動→国民が自発的に「金」を集め、国の借金返済に協力。4ヶ月で約22億ドルになった。
給料がもらえなくなったテプン商事の人々や、突然の解雇を言い渡されたナムモの母なども
まさにこの時代を象徴する人々です。
国が傾いた絶望的な状況で、それでも「最後まで諦めない」と耐えるテプンたちの強さ。
それはこの時代を強く生き抜いた人々の姿、そのものなのかもしれません!
IMF危機を背景にした韓国ドラマ・映画は?
国家を揺るがした大事件だけあって、IMF危機が出てくるドラマ・映画はたくさんあります。
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『国家が破産する日』 (映画/2018) |
<主演>キム・ヘス、ユ・アイン、ホ・ジュノ
IMF危機を、韓国銀行の通貨対策チーム・個人投資家・町工場の社長という 立場の異なる3人の視点から描いた社会派作品。 |
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『二十五、二十一』 (ドラマ/2022) |
<主演>キム・テリ、ナム・ジュヒョク
IMF危機によりキム・テリ演じるナ・ヒドが所属していたフェンシング部は廃部に。 ナム・ジヒョク演じるペク・イジンも裕福な家庭のお坊ちゃんだったが、 父親の会社が倒産し一家離散に。若者たちも大きな影響を受けた。 |
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『おつかれさま』 (ドラマ/2025) |
<主演>IU、パク・ボゴム
IU演じるヤン・クムミョンはIMF危機に先だったアジア通貨危機の影響を受け 解雇されてしまう。再就職もうまくいかないままIMF危機が起きる。 |
※配信が終了している場合もありますので、詳しくは各公式サイトをご確認ください。



『テプン商事』はどこで見られる?
管理者JUMIの『テプン商事』ガチ感想!(ネタバレあり)
| 現在視聴中のため、しばらくお待ちください。 |